観た読んだ聴いた
サンプル『伝記』(初日)、押井守作・演出『鉄人28号』を観た。感想後日。
本を全然読めてない。映画も観られてない。正確に言うと、取材や原稿の下調べ用には読んだり見てるんだけど、趣味として読んだり見たりしてない。と思ったんだけど、よくよく考えると結果的に下調べ用に読んだり見たりしたものがすごく面白くて気付いたら趣味になっていた、の連続でここまで来たのでこれはもう仕事ではない、という結論に達した。昨年末だって、押井守インタビューがなかったら、彼の実写作品をぜんぶ見る、なんてことは一生なかっただろう。僥倖です。
そんなことを考えながら、佐々木敦御大の『批評とは何か?』をそろそろ精読しようと思っていたら書評の依頼があって、やっぱり先述のループから抜けられていないのであった。でも、買おうと思ったところにちょうど依頼があったので本買わなくて済んで助かった(笑・佐々木さんごめんなさい)。
でも、時間ができたらブローティガン読みたいよう。だってほら、新訳とか新装版とかいろいろ出てるらしいじゃないですか、知らない間に。実は大学の卒論、ブローティガンだったんですけど、その時なんて、『芝生の復讐』も『西瓜糖の日々』も和訳出てなくて、がんばって原文で読みましたよ。わかんないなーと思いながら読んだ! その頃って、バッファロー・ドーターのバンド名は『愛のゆくえ』の中の章タイトルからとられていたり、フリッパーズが『西瓜糖の日々』から触発されたらしき歌詞を書いていたり、岡崎京子の漫画にブローティガンの名前が出てきたり、そういうところから興味を持ったのだった。つまりサブカル。
学校の勉強、全然しなかったが、卒論だけはちゃんと書いた。担当教授は、『ユリイカ』や『スタジオボイス』で映画評や書評を書いていて、たまに自分と並びになったりもする。もう、さすがに自分のこと覚えてないだろうけど。いつの間にかたくさん出ていたこの教授の本も読まなきゃと思ってまだ全然読めてないのだ。挨拶にいかなきゃと思ってるんですが。
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というわけで、下調べで触れたけどおもしろかったものたち。
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