聴いた

KAELA (通常盤)

木村カエラ、ツタヤで借りて聴いたらすごく良くて、中毒気味になってきたので未聴だったファーストも含めて結局アルバムぜんぶ買いました。3枚目から急にクオリティが高くなってる気がする（追記：と思ったら、1枚目もよくできていた！）。歌の力かな？　声のノリが『＋1』からとてもよくなっている。アレンジやミックスもよーく聴くとすごくヘンなことをやっていておもしろい。例えば、典型的なJ-POP（ってなんだ？）でもドラムがほとんどバトルスかっつーくらいマス・ロック的、幾何学的なパターンを叩いていたり、ほとんど聞こえるか聞こえないかくらいの音量で大胆に加工・変調した声を多層的に重ねていたり。『＋1』の冒頭のミト君の曲とか、彼の趣味性がかなり強く出ているのに大衆的なポップスとしても成立しているし、というか、これを1曲目にもってくる制作サイドの英断にも感服する。

あと、この人は作詞家として才能あると思います。歌詞が先だと思うんで、辣腕揃いのプロデューサーや作曲者が歌詞の言わんとしていることを汲み取って和声やメロディとぴったりシンクロさせている、という面もあるんだろうけど、時々すごくはっとする言い回しを、変に観念的にならず、さらっと簡潔な表現で提示してくる。曲の中でどう機能するか、がすごく計算されているので、歌詞だけ抽出して論じてもなんなんだけど、結構アフォリズムが出てくるんですよね。「きりんタン」↓とか、詩的だしね。最近アイドルに歌詞書いた、というのも納得。ちなみにルックスは特に好みではない。

http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/341724/Y038863

CRYSTAL VOYAGER

Electric Arguments (Dig)

1000 Hurts

これまたあとでコメント追加。メモ。