近況

23日にアトリエヘリコプターで五反田団『すてるたび』、27日にビルボードでフアナ・モリーナのライヴ、30日にキッドアイラックホールでイキウメ『煙の先』を観て、いずれもおもしろかったんですが、今は押井守のことで頭がいっぱいだったりします。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/081204/tnr0812041738007-n1.htm
実は↑の件でインタビューさせて頂く運びになり、未見のものも含め、過去の作品をひととおり観てみたのですが、今まで自分はこの人の何を観ていたのだろう?と恥ずかしくなった次第。特に劇場版『パトレイバー2』の不気味なリアリティーがまったく褪色していない様には、完全に打ちのめされましたね。

で、昨日、記者会見のあと取材させて頂いたのですが、それはもう、眩暈がするほど刺激的で贅沢な時間でした。台本を読み込んで、過去の発言や対談、押井論などもできる限り目を通して行ったのですが、聞きたかったことをこちらが質問する前に矢継ぎ早に話してくださった。演劇誌に掲載されるインタビュー記事とは別に、どこかで原稿を書きたいので詳述は避けますが(公演前だし)、日本人にとって戦後とはなんだったのか?という、『真・立喰師列伝』などの実写も含む昨今の押井作品に一貫したテーマの、ひとつの到達点といっていい作品になりそうです。

いや、言いたいことはこんなことじゃなくてですね……とにかく今、頭の中をいろんな情報が錯綜し、駆け巡っているので、テープ起こししたり、資料を漁ったりしながら、少し整理してから書きたいと思います。とりあえず、インタビュー記事書いたあと、考えていることを箇条書きにしてみるかな。