観た

指値(現・快快)『霊感少女ヒドミ』(DVD)

おもしろかった。あまりにもチェルフィッチュで……、とか、どうしても思ってしまうのだけど、あまりそればかりに目を奪われると本質を見失う気がしてきた。レンズが曇って見なきゃいけないところが霞んでしまうというか。
で、これ、元々ハイバイの岩井さんの脚本をリミックスしたものらしいので、どこまでが彼らの個性なのかよく分からないのだけど、身体表現のレベルが異様に高いことは実感できた。あと、中林舞という女優さんはいいですね。おやつテーブルの前田さんと雰囲気が似てるので、吾妻橋で見た時は「あれ、前田さん快快に入ったの?」と一瞬思ってしまった。

あと、彼らの美大ノリ、サークルのりはダメな人はとことんダメだろう、ということを以前書いたけど、それに対するレスポンス。まあ、分かります……。
http://d.hatena.ne.jp/ko-moto/20081011

ただ、サークルのりがダメっていうのは、自分の場合、「内輪」という「とっても楽しそうな輪」の中に入りたいけど入れないからやっかんでいる、というのもあるかもしれない。羨望と背中合わせの嫉妬。入れないから、だったら、あんな集まりは、と揶揄してしまうという心性はあるんだろう。