『シアターガイド』に本谷有希子次回公演のインタビューを、

書きました。なんだかここを読んでくださっている方や自主本を買ってくださった方には本谷さんのファンが多いようだし、同誌初登場なので、告知してみます。『ミュージック・マガジン』とか『ラティーナ』で自分のことを知ってくださった方が、『シアターガイド』読んでるともあんまり思えないし……。この号は本谷さん表紙巻頭で(とはいっても、表紙に本人の写真はなし)記事は4ページ、主演の永作博美さんのインタビューも載ってます。
ちなみに、運良く8割方完成した脚本を読ませて頂いてのインタビューだったので、結構公演の内容についてもつっこんで話してます(後半はどちらかといえば作家論)。ただ、今回構成するにあたってすごく苦心したことがあって、それはねたばれの問題なんですよね。公演前は予備知識なしで観たいとかあんまりあからさまなねたばれは嫌だっていう人も結構いると思うんです。が、その一方で、追加公演のチケットや当日券を買うかどうか迷っていて、インタビューを読んで内容がおもしろそうだったから行くという人も沢山いるはずで(というか、この取材の意義や意図としてはそれが大きいわけで)、この辺の匙加減を調整するのにえらく時間かかってしまいました。まー、演劇の原稿は大抵そこ悩むところではあるんですが、なまじ脚本読んでしまってると、迷いが生じますね。
惜しむらくはかなり時間をたくさんとって頂き、いい言葉をたくさん聞けたのに、文字数の都合で泣く泣く削らざるを得なかったこと(普通にしょっちゅうあることですが)。これも載せたかったなあという話がざくざく眠っており、いつか機会があれば発表できればいいなあと。
http://www.theaterguide.co.jp/newbook/backnumber/2008/11/index.html


あと、本谷さんについてはもういっこ、自分的にはかなり重要な原稿を書かせて貰いました。これについては、たぶん明日告知できると思います。