読んだ

Coa Graphics Art Works Archive 1998-2008 (P‐Vine BOOKs)

いちばん上のエントリにある『土佐有明WORKS1999−2008』のデザインをしてくれたcoa graphicsの、1999年から2008年のデザイン仕事をピックアップしてまとめた作品集。送って頂きました。……と、書いた時点で既にピンと来る人はくるでしょうが、これは発売に至る経緯含めて、個人的に色々感慨が湧くブツなんです。この10年の、コアと自分との関係とか色々思い出してちょっとじーんときてしまった。またあとで書き足しますが、空気公団やHARCOやクラムボンのアートワークから、阿佐ヶ谷スパイダースのチラシ、ジョアン・ジルベルトや矢野顕子のライヴのポスター、ストロベリー・ショートケイクスの宣伝物一式等々、どれも実に丁寧でひと目で彼らのものと分かる瀟洒なデザイン。ひとまず発売おめでとうございます。

主宰というか、今や社長の藤枝君とは同じ歳。ちょうど10年前に始めて出会って、自分にとって転換点となる現場にはだいたい彼がいた気がします。藤枝君はスパングル・コール・リリ・ラインというバンドのギタリストなんですが、自分はそのデビュー作のライナーを書いていたり、彼がオーナーのケイトコーヒーには今でもしょっちゅう寄らせてもらったり、そこのフリペにコラムを寄稿したり、彼らが主宰するレーベルから出ていたバンドで自分がベースをいち時期弾いていたり、『クイック・ジャパン』がらみでいろいろ仕事したり。人に歴史あり、というところです。