ココログに記した過去ログ

 以前ココログに書いてたんですが、毎日更新なんて無理だと分かったので、気の向いた時に推敲せず書く方式に変えた! どうせ続かないんだもん。あったこと全部書いてられないし。とりあえず、ココログまもなく消滅するので一応移植しときます。せっかく書いたから。


2月18日(月)〜24日(日)
18、19は不調で作業できず。レビュー用に加古隆の再発盤8枚をぼんやり聴いていたくらい。20日に復活してプロモCDの紙資料作成と発送作業。21日は原稿を1本入れて引き続き発送作業。夜は翌日の取材の準備。


22日は19時から池尻のスリーディーでコーネリアスの取材。会ってお話するのはもう4度目なので、以前に較べたらだいぶリラックスしてやりとりできるようになりました。DVD2種リリースに際しての記事で、次号『ミュージック・マガジン』に掲載予定。で、その『ミュージック・マガジン』最新号(クチロロのインタビューなどを書きました)の表紙がピーター・フランプトンなんだけど、これどうしてもロナウジーニョに見えるんですよ。わたしだけ? あと、今に始まったことじゃないけど、とうようずトークの情報ソースは9割5分が東京新聞ですね。とうようさんどんだけ東京新聞好きなんだ!


23、24も疲れが溜まって外出できず、ずっとスウィートなソウル・ミュージックを各種聴いておりました。ウイリアム・デヴォーンとかダニー・ハサウェイとか。あとR-1ぐらんぷり観たけど、鳥居みゆきの顔が大変好みだと再認識。や、チャーミングですよ、彼女。芸人では箕輪はるかと並び、ある意味文化系女子


スティーヴ・ライヒ来日公演、うかうかしてたら8000円のS席と10000円のA席しか残ってなかった。うーん、どうしよう。


2月17日(日)
朝10時起床。夕方なんとかライナー脱稿。夜は下北沢駅前劇場毛皮族「遺骨のトットさん、ドブに落ちる」を観る。前回の「おこめ」がエロやアングラといったファンが期待する“毛皮族らしい要素”をあえて排除したストレートプレイだった(『演劇ぶっく』の江本純子インタビューによると、意識的に不親切な作りにしてみたらしい)ので、今回はその反動が来るのでは?と読んでいたら、その通り。歌あり踊りありお色気あり(恒例の二プレスも)でサーヴィス満点。たぶんそこに居合わせたほぼ全員が「これぞ毛皮族!」と心中で快哉を叫んだのでは? 中盤1時間くらいはギャグがだいぶすべっていた気がするが、ラストの大団円で挽回。正直、看板女優の町田マリーの不在がどう響くか不安だったのだが、蓋を開けてみたら、これまで脇役に甘んじていた高野、羽鳥、武田の個性が全開に。そして高田はとんでもない美少女だということが判明。いやー、初めて気付いたけど毛皮族っていい役者揃ってますね。


ちなみに千秋楽だったこともあって、ラストでは新聞紙で作った札束を客席にばら撒き(水を含んだため重く、体中に当たって結構痛かった)、希望者を募って舞台美術も全部客にあげていた。ちなみに僕は江本純子直々に巨大なはんこをもらいました。終演後は一緒に観たCさんとケイトコーヒーで結婚について話す。


2月16日(土)
6時起床。眠い目をこすりながら引き続きライナー。この種の原稿って調べものをしだすとキリがなくて結局気付いたら規定の倍の文字数を書いていた。iLLのロング・インタビューを書いた『マーキー』が届く。表紙はブリリアント・グリーン。


2月15日(金)
昼夜逆転を是正すべく昨晩徹夜して夕方寝たため、深夜3時に覚醒。頭が冴えないが風呂に入って珈琲をがぶがぶ飲んで無理矢理原稿。が、まだ体調優れないようで昼前には意識が朦朧としてきて電話にも気付かず、夕方には寝てしまう。色々デッドラインが迫ってきていてそろそろやばい……。


本谷有希子星野源の朗読イベント、プレリザーブ抽選外れた。


2月10日(日)〜2月14日(木)
ライナーノートとプロモ業務を片付ける予定だったのに、体調を大きく崩して寝込む。寝ても寝てもだるくまったく使い物にならず、ご招待頂いていた大橋可也&ダンサーズの公演にも行けなかった。我ながら大変情けないがこういう状態や心境もちゃんと記録しておいて後で役立てるという、認知療法的な意味合いでこれを書いているのでしょうがない。したことと言えば、来日公演を見逃したマーガレット・レン・タンのDVDを観て、最低限の業務メールを書いて、駅前までDVDを返しに行ったくらい。


原因はたぶん頑張りすぎ。先週軽い躁状態だったのでいい気になってペース配分を考えず飛ばしすぎた。調子いい時でも少し力を抜いて仕事することを意識しよう。キャパシティーは限られてるんだから。あー、クレイマーとマイク・ワットのライヴにも行けなかったし。


2月9日(土)
プロモ関係のメールを15通くらい書いてヘトヘトになりながらも、夜、渋谷のNHKへ赴き、五反田団「さようなら僕の小さな名声」の再演を観る。これが最高。雪の中無理して行ってよかったです。元々僕は前田司郎の小説のファンで五反田団を生で観ること自体恥ずかしながら初めてだったんだけど、もっと早く観ておけば良かったと後悔。豊崎由美さんが前田司郎は小説をナメてると言っていたけど、小説だけじゃなくて演劇も、というか世の中をナメてますよ彼は。そのナメ方というか、人を喰った感じが面白いんだまた。


前田司郎は先日岸田戯曲賞を受賞したばかりだけど、この公演は岸田戯曲賞を彼女からふたつもプレゼントされた主人公(=前田司郎が本人役で登場)が恵まれない国の人にひとつを分け与えるという話。再演は受賞前に決まっていたそうだが、あまりにもタイムリーな話で、そういう偶発的要素も意識しながら見ると尚更楽しめる。


今回の公演はNHKのシアターコレクションで放映されることが前提になっていたんだけど、完全にそれを意識して脚本が一部改訂されていた。要するにNHKをおちょくるネタが満載。岸田賞を獲った前田司郎が劇団員と一緒にNHKの「トップランナー」に出るくだりでは、肩パットを4個くらい入れた「はんじょうまなみ」とノースリーブのシャツを着た「よまもとたろう」が登場し、バカキャラを強調。前田は「NHKは国営放送だから具体的な商品名を言っちゃいけないんだよ」とわざとらしく言うのだが、劇団員がよりによって

と書かれたTシャツを着ていたり、ベンツのことを執拗に「ドイツ製の高級外車」と連呼したり、NHKで放映されることのハンディを逆手に取ったようなくすぐりが随所に。恵まれない国の人の「演劇って何だ?」という質問に、「皆の前で嘘の話をすること」と答えるくだり(寺山修司理論武装して言っていたことをさらっとやってのけている感じ)をはじめ、全体に飄々とした諧謔味を漂わせつつも、でも最終的にちゃんと娯楽として成立させることを放棄していない姿勢に感心した。いいもの見たなあ。終演後は枡野さん中村さん五十嵐君と九州料理屋で牛すじ鍋食べながら色々話す。


2月8日(金)
10時起床。プロモ業務を中心にメールを20通ほど書く。あれもやらなきゃこれもやらなきゃと頭の中が整理つかず右顧左眄。少しテンパってる。実際やるべきタスクをメモに書き出してみるとそんなに多くないんだから落ち着くべき。書き出してみる、というのが大事。習慣にしよ。というかこのブログもそれが目的で始めたんだった。で、早起きが続いて疲れが溜まっていたみたいで16時から1時間半ほど昼寝してしまう。その後も疲労困憊であまり作業進まず。夜は横になってあえて無為に時間を過ごす。パット・メセニースピーキング・オブ・ナウ』など聴く。愉楽のひととき。


音楽欄に自薦レビューを書いた『スタジオボイス』のオルタナ音楽特集が届いていた。ランキング形式で100枚をレビューするというもので、この手のディスクガイド的な企画が出ると安易とか安直とかお手軽という批判が結構出るんだけど、膨大なアーカイヴの中からある特定の視点でマッピングを行う作業はそうとうしんどいだろうし、実際できあがったものもクオリティが高いのでいいと思います。これが100位以内に入るの?というものも結構あっていいし、というか、そういうのがないとやる意味ないわけですけど。とにかく、ある程度まで親切丁寧なガイドラインをサジェストしてもらったら、あとは自らの頭で考え価値判断して自分なりの体系を作ればいいわけで。まー、その自分なりの体系というのが作れないからこういうガイド企画が重宝される、というマッチポンプ的循環があるわけですが。冒頭の鼎談もそういうことを暗に示唆している気がしました。


2月7日(木)
昨晩は2時頃眠りに就いたものの何度も目が覚めて、結局無理矢理朝10時起床。ダンス留学中の妹に手紙を書いたり細かい雑用をこなしてから、ひたすら業務メールを書く。20通くらい。昼からプロモーション作業の準備に手をつけて、15時外出。ライナー用の資料を探しに、学生時代からお世話になっている御茶ノ水JANISへ。結局資料と関係ないものも含め、CD13枚、DVD2本借りる。夜、行列が出来ていてなかなか入れなかった味噌ラーメン屋へ。味はまあまあ。 移動中に笙野頼子『絶叫師タコグルメと100人の「普通の」男』を読み始める。が、あまり頭に入ってこない……。


帰宅後、プロモーションについてのミーティングをスカイプで。いやースカイプ便利ですね。作業しながら話せるし、何より通話料タダだし。1時間ほど話してさらに作業の続き。荷物を開封すると、トラフィックから待ちわびていたエルマロの新譜が届いていた。90年代半の、新譜を買うのが楽しくてしょうがなかった頃の空気が蘇ってくるような音楽愛に溢れたアルバム。ケレン・アン、スウェル・マップスなど聴きながら床に就く。


2月6日(水)
昨晩2時頃就寝したが3時間ほどで目が覚め、布団でうだうだ。朝8時から2時間くらい寝られただけで、無理矢理起床。あとはひたすら原稿。今日は珍しくサクサク進みました。15時から医者。こちらからお願いして漢方を三種類処方してもらった。不眠と胃腸虚弱に効く種類の。駅前でラーメン食べ(まあまあ)、郵便局に寄って、夜は業務メールをたくさんたくさん書く。シンク・オブ・ワン、キーラ、渡邊琢磨の新譜が最高でずっと聴いていた。


2月5日(火)
昼過ぎに原稿がひと段落。夕方、下北沢でマトンカレー食いながらミーティングの後、六本木へ。スーパーデラックスで寺本綾乃さんというダンサーの公演を当日券で観る。映像は生西さん、音楽はグーテフォルク西山さんとテニスコーツ植野さん。いやあよかったですね。当日券でも来て良かった。会場は満員。元アップリンク田中さん、前田愛実さん、山川冬樹さん、マーキー松本さん等々、来るべき人が皆来ていて、会うべき人にたくさん会う。終演後グラスハープ面白いですねーとか植野さんと歓談していたら、横にいたのが大学のサークルの後輩の元宮くん。最近彼がにかスープさやソースの映画を撮ったのは別ルートで聞いていたので、タイムリーな再会。約10年ぶりだけど、全然変わってないですねえ、昨日会ったみたいですよ、と言われる。青山ブックセンターに寄って帰宅。星野智幸『無間道』読了。


2月4日(月)
朝から原稿を書いていたがぜんぜん捗らず、YouTube鳥居みゆきとか観てしまう(おもしろいですねー)。夜、雪の中を渋谷のNHKふれあいホールへ。演劇ライターの前田愛実さんの御厚意でご招待頂き、文学座の「AWAKE AND SING! 目覚めて歌え!」を観る。後学のためにどうですか?という前田さんの言葉通り、ああ新劇ってこういう感じなのかと分かり、それだけでも収穫。苦手なもの、生理的に受け付けないものと向き合ってみることは、自分が本当に好きなものを確認するための作業でもある。もしくは苦手だと思ってるだけかもしれないですしね。


2月3日(火)
よく覚えてない。たぶん終日原稿。


2月2日(月)
御本人からお誘いのメールを頂いていたChibさんのライヴに行こうと思っていたのだが、体調最悪で断念。滅多にライヴをやらないので非常に残念。またやってください。